［九谷焼USB］吉田屋風葵（16GB）

掌のうえの電子陶箱、日本初の陶磁器製[九谷焼USBメモリ]

吸い付くように蓋と身が閉まる。硬く冷たい陶器なのに、やわらかな閉まり方の手応えが心地よく、何度でも開け閉めを繰り返していたくなる。
陶磁器だから薄く繊細、割れやすいと思うかもしれないが、この[九谷焼USBメモリ]は厚さ三〜四ミリ。重厚ともいえるほど、しっかりとした質感だ。
一般のUSBメモリに較べれば重いかもしれない。けれどもその重さが心地よい。

陶磁器のなめらかな肌、和絵の具ならではの豊かな質感を楽しみたい。

九谷焼の多彩な彩りと技術が可能にした日本初の陶磁器製のUSBメモリ。

精緻なつくりの素地に、ひとつひとつ手描きしたもの、あるいは特殊転写したもの、九谷のさまざまな画風をもとに九谷・青郊が展開した。

蓋と本体の連続した絵付け、そして側面への心配り。前面に模様のある[山雀]など、通常なら側面は白いままか、せいぜい無地にする程度なのに[九谷焼USBメモリ]は側面に縞を入れるなど、すみずみへの行き届いたデザインと惜しみない手仕事を実現した。

実際に使用すると得心するが、メモリは斜め上方から眺めることが多く、側面への配慮が使う人の満足感となる。

九谷焼USBメモリの工程

・素地/ゆがみの少ない精巧な素地。焼成後、さらに微調整して精度を高める。


・絵付け/手書き、転写など、意匠に合わせて使い分ける。洋絵の具に較べると8倍もの厚みがある和絵の具を用いるので、浮かびあがるような質感が出る。
小さな[九谷焼USBメモリ]に描くには高度な技が必要。


・焼成/電気窯で焼成。


・仕上げ/USBメモリを特殊な接着剤を用い、器物に組み込む。

・白粒/（至高モデル・16GB）

一点一点、筆で白い点を描き、うめ尽くした精緻な作品。
均一にそろった点の大きさ、色の具合、たいへん高度な手描きの技が必要。
白と本金の色あいが上品。

・青粒/（至高モデル・16GB）

筆でひとつずつ青色の点を描いた細密な作品。
点は色や大きさが均一でなければならない。
精緻でありながら、手描きならではの温かみもある。
黒を背景に青を重ねた深い紺色が美しい。

・花詰/（至高モデル・16GB）

豪華絢爛な花の宴。
多彩な色を用いながらも、本金ならではの品のある輝き。

・青地唐草/(16GB)

発展と繁栄をあらわす唐草。
二色の盛り絵の具による大胆で力強い絵柄。

・山雀/(16GB)

ガラスの混ざった淡い色の九谷和絵の具を用い、うるんだような美しいグラデーションに。

・金襴手鳳凰紋/(16GB)

豪華な永楽風の意匠。
赤で全面を塗り込め、金で模様を描く。
赤と金、二度の焼成が必要。

・吉田屋風葵/(16GB)

青手九谷の吉田屋風。
全面を塗り埋めた重厚さが九谷を代表する人気柄。

・赤金魚/(16GB)

手描きの線の美しさを存分に。
赤の透明感でみずみずしさを表現する。

・青金魚/(16GB)

二人でひとつずつ色違いを。
あるいは二人へのお祝いの贈り物にも。

・鳥獣戯画(うさぎ)/(16GB)

動物を擬人化した鳥獣戯画は人気の高いモチーフのひとつ。
手描きならではの動きのある線で兎の軽やかさを表現。

・鳥獣戯画(かえる)/(16GB)

コミカルなかえるの姿、手に取って眺めていると、絵巻の世界が広がる。

・紺地桜/(16GB)

桜花が浮きたつような美しさ。
和絵の具を盛り上げ、豊かな質感と高級感を。

九谷焼とは

九谷焼とは江戸時代初期、加賀の支藩だった大聖寺藩では肥前有田で製陶を学び、九谷に築窯。

1730(享保15)年頃に閉じられるまでの作品が、後世、古九谷と呼ばれる。古九谷の廃窯から約80年後、金沢に春日山窯が開かれ、再興九谷の時代に入る。古九谷の再興を目指した吉田屋窯、赤絵細描画の宮本窯、金襴手の永楽窯など数多くの窯が出現し、それぞれ独自の画風を創出。明治時代には九谷庄三の活躍により、海外にも輸出した。

所有する喜びがある。机上にひとつ、[九谷焼USBメモリ]。

「文房清玩」、文房とは書斎のこと。書斎で用いる硯や筆などの道具を美の対象として高めた文人のたしなみ。鑑賞するに値する文房具のある書斎、それは現代の文人にとって無上の誇り。

金襴手鳳凰紋（2GB） ・青粒（至高モデル・16GB）

機能性を追求した大量生産の工業製品に囲まれた現代の暮らし。
日々向かうデスク、とくにパソコン周辺。シャープな機能美はあるが、やはりそれだけでは寂しい。そこにひとつ、ていねいな手仕事、職人気質が宿る逸品が加わるだけで、静謐な美の世界が広がる。
尾形光琳や本阿弥光悦の華やかな蒔絵を施した硯箱のように、日本には美しい文房具の伝統がある。機能性だけではなく、ひとつの作品として鑑賞し愛でる喜びを知っている。
漆では硯箱、文箱、陶磁器では硯に水をそそぐ水滴、筆を置く筆架など。現在でも漆塗りや陶磁器の万年筆、ペーパーウェイトなど、文具を作品として愛玩する喜びを私たちは知っている。

●●●名入れ・ロゴ入れ●●●

九谷焼USBメモリに、贈る方のお名前や会社のロゴを入れることができます。
記念にいかがですか？
ローマ字や日本語漢字での名入れも可能です。
※文字数が多い場合、2行や3行での名入れとなり、文字サイズが小さくなります。

＜名入れ位置と窯元名の位置＞

USBのキャップ上面または底面に名入れができます。
上面に名入れ・・・底面に窯元名が入ります。
底面に名入れ・・・窯元名は入りません。

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★ご希望の方は、ご注文フォームの備考欄に「USBに名入れ希望」とご入力ください。後日、事務局からメールでご連絡さしあげます。

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【金額】１個　8,100円(税込)

　同じ九谷焼USBデザインに同じ名入れであれば、2個以上の場合追加料金はかかりません。
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【位置】キャップ上部または本体底面。底面の場合は「青郊窯」の文字が外れます。
【書体】Windowsの基本的なフォントに対応できます。(主に明朝体・ゴシック体）
【文字色】　青粒・白粒・花詰・金襴手鳳凰紋は金文字、その他の柄は黒文字です。
【納期】ご注文から約3週間後。ひとつひとつ手作りのため、複数ご注文の場合は3週間から数か月かかります。早めにご相談くださいませ。