
純米酢
- 合名会社 今川酢造
- 全国でも数少ない天然醸造法・静置(せいち)発酵。半年近くもの長い月日をかけて作られた純米酢です。
[内容:純米酢(900ml)×3本]
酒から造る純米酢。天然醸造法でゆっくり発酵(はっこう)。まろやかに熟成。香りのそこに日本酒が匂う。

酢は酸っぱいもの、そんな単純な酢ではない。どこにも角がない。まろやか。なめらか。やがて力強い酢の味わいが広がってくる。

「まず匂いを嗅いでみてほしい。“ああ、いい匂い。”次にひと口、そのまま飲んでみてほしい。」と。
[純米酢]は香りの底のほうに日本酒が静かにひそんでいる。
ふんわりと柔らかく、米の旨みが豊かに立ち昇ってくる。
時間に贅沢、全国でも数少ない天然醸造法

酢の製法はあまり知られていない。醤油や味噌と同じ発酵調味料でありながら、原料や製法を知る人は少ない。
[純米酢]の原料は米。 米だけ。 米だけで酒、つまり純米酒を作り、さらに種酢と酢酸菌の力で純米酒を純米酢に変える。これが昔ながらの製法による静置発酵による純米酢。 天然醸造法。

けれどもこの方法では半年あまりも時間がかかるため、現在では大幅に時間短縮のできる速醸法や準速醸法が主流になってしまったが、今川酢造では、手間ひまかかるこの天然醸造法にこだわり、酢造りを行っている。
まず最初は酒造り。酒から造る純米酢。

まず日本酒を造る。
その酒をさらに酢酸発酵(さくさんはっこう)させる。
それが[純米酢]。だから酢なのに匂いの底に日本酒が静かにひそんでいるのかもしれない。

原料となる酒作りに2ケ月、酒から酢への酢酸発酵に3から4ケ月、さらに数カ月間の熟成。
今川酢造では、今では全国でも数少ない時間と手間をかける天然醸造法・静置(せいち)発酵による純米酢に、今川家直伝のシャキシャキ[らっきょう漬け]を添えた。
最も多忙な年明けの仕込み

今川さんにとって1月は一年でもっとも忙しい時だ。
一年分の酢のもととなる酒を寒中にすべて仕込まなくてはならない。
150年を経た蔵に米を蒸す湯気がもうもうと立ち昇る。寒中の冷気で一気に冷ました蒸米を麹(こうじ)とともに仕込む。

醪(もろみ)タンクでは次々と発酵が進み、蔵には醪特有のフルーティで華やかな香り、日本酒の蔵を訪ねた人なら誰もが感動する、あの透明で清らかな香りがいっぱいに漂う。聞こえてくるのは泡の音。タンクの中でプツプツ、プクプク、泡が賑やかにおしゃべりしている。
丸く、まろやか、ほのかに甘く。

静置発酵とは、酒に酢酸の膜を浮かべて文字どおり静かに発酵させること。日本酒に種酢を加え、酢酸菌の菌膜(きんまく)を静かに浮かせる。膜が厚くなったらヘラで膜を落として表面を空気に晒し、さらに発酵を進める。
やがて膜は2倍ほどにも厚くなり、表面をびっしりと覆うまでになる。発酵の具合は膜のシワから読み取る。「いい膜はすぐわかる。ほら、きれいやろ。いい膜や、いい顔してるなあと見とれてしまいます」。静かにゆっくり発酵させて初めて、角のとれたまろみのある酢に育つ。

酢の物なら、醤油に塩味(砂糖味)は控えめにして合わせ酢まで飲んでほしい。静置発酵による、まろやかな酸味。熟成が育てた、柔らかな旨み。酢なのに、ほのかな甘みがある。
酢の物にすし飯に、蜂蜜を加えてバーモントドリンクに。
けれどもまずはそのまま、何も加えず飲んでみてほしい。香りとまろみを確かめてほしい。
お酢・純米酒・食材、すべてにこだわった「らっきょう漬け」

らっきょうはネギやニンニクの仲間であり、古くより滋養強壮の薬ともいわれてきました。
らっきょう漬けに使用する今川酢造のお酢(純米酢)は、まず純米酒を醸造し、次に酢酸の膜を浮かべてじっくりと発酵させる昔からの伝統製法、静置発酵。
「らっきょう漬け」の地元の食材たち

厳選したらっきょうを使い、ミネラル豊富な奥能登珠洲産の天然塩で塩漬けした後、地元の特産品である通常より辛い唐辛子「剣先なんば」とともにこの伝統製法で作られた純米酢使用の甘酢に漬けました。
甘酸っぱい酢漬けの中に、舌にほんの少しピリッとする味わいが絶妙で、食欲をそそります。
商品番号 | 0360102 |
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商品名 | 純米酢 |
商店名 | 合名会社 今川酢造 |
商品内容 | 純米酢(900ml)×3本 レシピ付き。 保存料、着色料など添加物を使用しておりません。 |
重さ | 2700g |
賞味期限 | 1年(未開封) |
原材料 | うるち米(国産) |
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